口臭の原因は歯磨き不足だけ?お口の中に潜む原因と今日からできる対策
2026/7/17
こんにちは。
おおしか歯科医院です。
「毎日歯磨きをしているのに、口臭が気になる」
「家族に口のにおいを指摘された」
「マスクをしていると、自分の息が気になる」
このようなお悩みはありませんか?
口臭が気になると、「歯磨きが足りないのかな」と思う方が多いかもしれません。
もちろん、磨き残しは口臭の原因のひとつです。
しかし、口臭の原因は歯磨き不足だけではありません。
舌の汚れ、歯周病、むし歯、歯石、お口の乾燥など、さまざまな原因が関係していることがあります。
今回は、口臭が起こる原因と、今日からできる対策についてわかりやすくご紹介します。

口臭は誰にでも起こります
口臭は、特別なものではなく誰にでも起こるものです。
たとえば、
- 朝起きたとき
- お腹が空いているとき
- 緊張しているとき
- 長時間話していないとき
- お口が乾いているとき
このような場面では、唾液が少なくなり、お口の中の細菌が増えやすくなります。
その結果、一時的に口臭が強くなることがあります。
一方で、歯磨きをしても口臭が続く場合は、お口の中に原因が隠れていることがあります。
口臭の原因は「細菌」が関係しています
口臭は、食べかすそのものがにおっているだけではありません。
お口の中の細菌が、汚れやたんぱく質を分解するときに、においの原因となるガスを発生させます。
特に、汚れがたまりやすい場所は次のようなところです。
- 舌の表面
- 歯と歯の間
- 歯と歯ぐきの境目
- 歯周ポケットの中
- 詰め物や被せ物のまわり
つまり、口臭対策では、においを隠すのではなく、原因となる汚れや細菌を減らすことが大切です。
口臭の主な原因
1.舌の汚れ
舌の表面には細かい凹凸があり、汚れや細菌がたまりやすくなっています。
舌に白っぽい汚れがついている場合、それを「舌苔」といいます。
舌苔が多くなると、口臭の原因になることがあります。
特に朝起きたときに口臭が気になる方は、舌の汚れが関係している場合もあります。
ただし、舌はとてもデリケートな部分です。
気になるからといって、強くこすりすぎないよう注意しましょう。
2.歯周病
口臭が続く場合に注意したいのが歯周病です。
歯周病になると、歯と歯ぐきの間に細菌がたまりやすくなります。
その細菌が増えることで、口臭につながることがあります。
次のような症状がある方は注意が必要です。
- 歯磨きで血が出る
- 歯ぐきが腫れている
- 朝起きると口の中がネバつく
- 歯ぐきが下がってきた
- 歯と歯の間に食べ物が詰まりやすい
歯周病は、自分では気づきにくいこともあります。
気になる症状がある場合は、歯科医院で確認してもらいましょう。
3.歯石や磨き残し
毎日歯磨きをしていても、汚れが残りやすい場所があります。
特に、
- 下の前歯の裏側
- 奥歯
- 歯と歯の間
- 歯ぐきの境目
などは磨き残しが出やすい場所です。
磨き残しが時間とともに硬くなると、歯石になります。
歯石は歯ブラシでは落とせません。
歯石の表面にはさらに汚れがつきやすくなるため、口臭や歯ぐきの炎症につながることがあります。
4.むし歯
むし歯も口臭の原因になることがあります。
むし歯で穴があくと、そこに食べかすや汚れが入り込みやすくなります。
また、古い詰め物や被せ物のすき間に汚れがたまることもあります。
「同じ場所に食べ物が詰まる」
「フロスが引っかかる」
「詰め物のまわりが気になる」
このような場合は、一度確認してもらうと安心です。
5.お口の乾燥
お口が乾くと、口臭は強くなりやすくなります。
唾液には、お口の中を洗い流す働きがあります。
そのため、唾液が少なくなると、汚れや細菌が残りやすくなります。
お口が乾きやすい原因には、
- 水分不足
- 口呼吸
- 緊張やストレス
- 薬の影響
- よく噛まない食生活
- 寝ている間に口が開いている
などがあります。
口臭対策では、歯磨きだけでなく、お口を乾燥させないことも大切です。
今日からできる口臭対策
歯と歯ぐきの境目を意識して磨く

歯の表面だけでなく、歯と歯ぐきの境目も意識して磨きましょう。
力を入れすぎる必要はありません。
歯ブラシの毛先をやさしく当てて、小さく動かすことが大切です。
フロスや歯間ブラシを使う

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを落としきることは難しいです。
歯と歯の間の汚れは、むし歯や歯周病、口臭の原因になります。
フロスや歯間ブラシを使って、歯ブラシが届かない場所も清掃しましょう。
歯間ブラシはサイズ選びも大切です。
無理に入れると歯ぐきを傷つけることがあるため、自分に合ったサイズを使いましょう。
舌は1日1回、やさしく清掃する

舌の汚れが気になる場合は、舌ブラシなどを使って清掃しましょう。
基本的には、1日1回、朝の歯磨きのタイミングで行う程度で十分です。
奥から手前に向かって、軽い力でなでるように動かします。
強くこすったり、何度も清掃しすぎたりすると、舌を傷つけてしまうことがあります。
汚れを無理に全部落とそうとせず、やさしく行いましょう。
こまめに水分を取る

お口の乾燥を防ぐために、こまめな水分補給を意識しましょう。
日常的な水分補給は、水や無糖のお茶がおすすめです。
甘い飲み物を少しずつ長時間飲む習慣は、むし歯のリスクにつながることがあります。
よく噛んで食べる

よく噛むことで、唾液が出やすくなります。
やわらかいものばかりではなく、食事の中でしっかり噛むことも意識してみましょう。
唾液が出ることで、お口の中が自然に洗い流されやすくなります。
定期的に歯科医院でチェックを受ける

セルフケアをしていても、歯石や歯周ポケットの中の汚れは自分では落としきれません。
また、むし歯や歯周病、詰め物のすき間などは、自分では気づきにくいことがあります。
口臭が気になる方は、原因を確認するためにも、歯科医院でお口の状態をチェックしてもらいましょう。
こんな症状がある方はご相談ください
次のような症状がある場合は、一度歯科医院での確認をおすすめします。
- 歯磨きをしても口臭が気になる
- 家族に口臭を指摘された
- 歯ぐきから血が出る
- 朝起きると口の中がネバつく
- 歯石がついている気がする
- 歯と歯の間に食べ物が詰まりやすい
- お口の乾きが気になる
- 詰め物や被せ物のまわりが気になる
口臭は、単なるエチケットの問題だけではありません。
歯周病やむし歯など、お口のトラブルに気づくきっかけになることもあります。
口臭対策は「においを隠す」より「原因を減らす」ことが大切です

口臭が気になると、マウスウォッシュやタブレットでにおいを隠したくなることがあります。
しかし、大切なのは、においの原因を減らすことです。
口臭の原因は、歯磨き不足だけとは限りません。
舌の汚れ、歯周病、歯石、むし歯、お口の乾燥など、さまざまな原因が関係しています。
毎日の歯磨きに加えて、フロスや歯間ブラシ、舌の清掃、水分補給、定期検診を取り入れていきましょう。
飯田市で口臭やお口のネバつき、歯ぐきの出血が気になる方は、お気軽にご相談ください。
おおしか歯科医院では、お口の状態を確認したうえで、患者さまに合ったケア方法をご案内いたします。
監修者情報
大鹿明完
H17年3月 長野県飯田高等学校理数科卒業
H23年3月 日本大学松戸歯学部卒業
H23年3月 日本大学松戸歯学部付属病院臨床研修医課程修了
H24年4月 日本大学松戸歯学部付属病院 総合歯科勤務
R2年4月 おおしか歯科医院 院長
資格・所属
おおしか歯科医院 は、先代院長が飯田の地に開業して以来、地域に根差した歯科医療を提供してまいりました。
地域の皆さまからいただいてきた安心と信頼により一層応えられるよう、医院をリニューアルし、新たな体制で診療を行っています。
常に患者様目線に立ち、スタッフとともにお口の健康増進をサポートできるよう努めています。4